君と麦酒が飲めたなら。

23歳、新社会人。ジャンル問わず。ここだけは、ここだけは僕に喋らせて。

増益のための増益はもういいじゃないか(涙)

初投稿から早数ヶ月、己の物事を続ける、習慣化する能力のなさには呆れる。

 

今回は「善と悪の経済学」という本の紹介をしたい。

この本は「欲望の資本主義」というNHKの番組を見て知った。 

善と悪の経済学

善と悪の経済学

 

 

こいつはなぜ2回目の投稿にして書評なんてものを突然出してきたんだ・・・

と思ったあなた。それは「新世代CEOの本棚」で堀江貴文が「本を読んだら、感想を短くまとめて即アウトップットする習慣をつけるといいと思う」と言っていたことに一理あると思ったからである。自分はいつも読書の際はのめり込んでしまうので、感想とか自分なりの意見を持つために必要なフックを持つことを忘れがちである。せっかく読むんだから、単に楽しむだけではなくて他の人に還元できるように情報を濃縮させて自分の引き出しを増やすことは社会人、一人の人間として大事なことなんじゃないかなあ。

 

 

新世代CEOの本棚

新世代CEOの本棚

 

 

さてさて本題ね。

 

「善と悪の経済学」では経済思想のルーツと変遷に焦点が当てられている。

本の構成は大きく二つに分かれている。

それがこちら、、、①古代〜近代へ  ②無礼な思想

前者はともかく、後者の無礼な思想って日本語訳するときにタイトルの美しさ失ってね?って感じの訳だがそれはちょい置いといて、前者では古代から近代までの神話・著作の中、つまり歴史・哲学の中から経済学を探す試みが行われ、後者では経済学の中から哲学を探す試みが行われる。

 

後者はピンとこない方が多いが、多くは「見えざる手」で有名なアダムスミスが国富論の前に著した「道徳感情論」、マンデヴィルの欲望が市場を導くという思想にページが割かれている。

 

結論を言うと、現在の世界経済というのは成長よりも安定を目指すべきではないか。アダムスミスは見えざる手ばかりが殊更に取り上げられるが、経済学とは「見えざる手」だけでなく「道徳感情(他者への共感)」の二本足で立つべきだに収斂すると思われる。経済が成長しているときは三人で3杯のビールを分けることを考えるようなものであり、大した問題は起こらない。なぜなら皆んな1杯飲めるからだ。問題なのはビールが2杯しか供給できなくなったケースである。経済を天気に例えれば、晴れの日だけでなく雨の日が続くことも考えて制度設計をしなくてはならないというのが筆者の主張である。

 

マクロ・ミクロもわからない自分だが、確かに成長が止まったとき二進も三進もいかなくなるようでは心もとないことはわかる。

 

・・・・・文章で伝えるのって難しいね。笑

興味があったら是非読んでみてね。